お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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5月下旬あたりから、30度を超えるか!と思うほどの気温の上昇があり、湿度の高い日もあり、藪蚊もでてきて.

(写真は大徳寺内の特別公開中の興隆寺)

いよいよ、あの暑い夏かと。内心憂鬱ではあります。とにかく私は、暑いのが苦手だし、強い太陽光線の下で庭仕事は、まさに熱中症の危険もあり、要注意。ですね。

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緑陰の光悦寺、美しかった。何度も訪ねた場所であっても季節が違うとまた違う美しさを発見します。

10歳くらいから大学を卒業するまでの夏休みは、ほぼ、この近くの叔母の家にいたので、茹だるような暑さのなか、

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やはり、こちらを訪ねては、それまで歩いていきたアスファルトの道と、打って変わって涼しくなるのを感じていました。

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芸術村としての、光悦ワールド。当時はどんなだったのでしょう。もう、400年も経っているので何かが違うのでしょうけれども、それにしても、この自然とのチューニングで美しく守られた庭に感嘆。

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さまざまな木々のオーバーグロウや、枯れもあったでしょうが。素晴らしいことですよね。

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さて、かなりの覚悟がなくても、海外に行きやすくなるまでは、春夏秋冬。季節を変えて、文化としての京都の季節感への感受性を学びたい・感じたいと決めて、コロナ禍、2020年2月1日から始まった京都詣。

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前回までは、梅春、春、秋、また冬、そして「春」というテーマで、今は「初夏」のテーマでしたが、なんだか、もう、京都も夏みたいでした。(でも素晴らしく美しい存在に出会えましたが)

これで、次回は祇園祭のころに行く予定ですが、どれだけ暑いか。

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季節ということでは、食の世界はさらに見事な景色が広がりますが、今回は、夫の誕生日に合わせて予約を。

なんとお呼びしたら良いのか、まだ3度しか伺っていないのでおこがましいけれども、たん熊「大将」来栖氏のお心尽し。

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最初は、お赤飯に湯葉あんかけ...ああ。

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私が頼んだ冷酒は、なんとなく、常連の芸妓さんが好むようなプレゼンテーション。前回お邪魔したときは芸妓さんの一団がお座敷へ。お三味線の音が響いていました。

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今回はまだ5月でしたので、菖蒲やちまきのアレンジ。こうしていただきながらも、お料理だけでなく、食器のお話もたくさんしていただき、そのおもしろかったこと! ちょうど目の前でハモを捌いていただく。

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私が夫のためにと予約をさせていただいたことから、鴛鴦の器。まあよく喧嘩もするけれども、仲がよいほうかもしれない夫婦には本当に嬉しいアレンジでした。

また驚いたのは、このちまき、もちろん板前さんが作るのだそうですが、葦を裂いた、要するに草で巻いてある。

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その繊細さにびっくり。そして、中身は、ひとくちほおばっただけで唸り声がでてしまう、鯛寿司で。

料理のそこかしこにお祝いと季語が込められていて。

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梅酢、ポン酢、醤油。そこでいちいち教わるわけです。何には、どれ。

おもしろかったのは、莫大の(中国原産アオイ科カウジュの種を水で戻して)ゼリー状にした寒天寄せ。

個性の異なる刺身の合間になんてことはない「なんやろこれ、と思うようなあってもなくても良いようなもんを入れるのが実は大切なんですわ」

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先代の時からあったという、このお皿がまた、すてき!小さな香魚。本当に香りの良い。

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ひやあああ。私が今、デザインをしている某公園の花壇のデザインに似ている!

蓮根饅頭のあんかけ。大好物のひとつで京都に来たら絶対にいただきたいメニュウです。

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コースの全てを写真に撮ってはいないのですが、あまりにも感動したので、書かせていただくことにしました。

最後の締めのごはんは、鯛の炊き込みごはんでしたが、この生姜の細さ。

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これがまたあまりの美味しさなのに食べきれず、帰りにお弁当で持たせてくれました。

翌朝に頂いたことは言うまでもありませんが、文化として、もちろん、寺社建築やその庭は素晴らしいけれども、

現代にライブで活きている京都で、その食文化はもう私の気持ちの上では、成層圏突破。

先月、銀座にあるミシェラン三つ星の料亭に伺い、それはもちろん美味しかったのですが、魂というのか。歴史なのか、空気なのか、水なのか。いえやっぱり人だろうと思うのですが。それは、感動の出会いでした。

次回の予約をしてお店を出たのは言うまでもありませんが、お店の大将はじめ皆さんが私たちが辻を曲がるまで見送ってくださる京都式の「お見送り」にも、恐れ入りながらの5月最後の京都の夜でした。

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それと、夫が「自分のお誕生日ケーキ」として自ら予約していたのが、嘯月の上生菓子。

京都に来るたび、予約をしないと買えない上生菓子の節操なきハンターよろしく、頂いてきましたが、これは凄かった。

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また翌日には、御倉屋(みくらや)さんへ。そのまえにみたまやさんで、黒みつ団子も2パック購入。

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3皿も乗っているのは、ルール違反な景色ですが、偶然そうなっちゃった。

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そして、京都は、染めと織の繊維の都でもあります。

今回は、染司よしおかさんで、草木染の麻のストールが欲しくて。藍と矢車ぶしん染め。

薬効もありそうな体に良さそうなストールです。インスタにも同じ写真載せてますので、あまり説明もいらないかとも思いますが。おすすめです。

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北村徳斎帛紗店は、ふらっと行けない。電話予約制で、お座敷に上がってのセレクトにて、茶人でもない私にはとても手の出ない世界でしたが、茶人に憧れる初心者丸出しで。

お尋ねしてまいりましたよ。私は使い帛紗で精一杯でしたが、夫は、色柄の凝った出帛紗など。

京都の裂地の歴史。深すぎてあまり容易に手出しはしないほうが良さそうなのですが。知らないでいるのも残念なことですが、私も結構今まで残念でした。

上の叔母の家は、京都の草木染工房。下の叔母は、和服裁縫の先生で叔父も西陣織に関係していた。

なのに、京都では、奈良時代よりもっと前からの、布の伝統がずっと繋がるよそ者にはおよそ理解不能な深い深い、また、お茶の世界もひたすらに興味を持って理解して何か少しづつ気がつけたらありがたいものだと思う次第。オーバーツーリズムの京都は、長らくの間、苦手だったのですが、この2年は、密かだった。そして、この深い世界は、そう簡単に手も足も届かないので、まだもう少し月旅行に行くみたいな気持ちで探索しているのでありました。まだイギリスには行けそうもないかな。いやいけるかな。そんな気持ちも振り子のように振れていますが。

あ!そうだ、本日6月1日から、7月に銀河庭園で開催するローズガーデン・イベントの申し込み開始です!

7月9日のイベント告知をえこりん村HPにて開始しました
下記URLです。

http://www.ecorinvillage.com/event.html#rose07094

また、


あの感動を再び!ということで、2011年から始まった吉谷のガーデンツアー。
有名庭園の宝庫イギリス南部をはじめ、北部ヨークシャー、フランス、ベルギー、オランダ、本当にたくさんの庭をめぐってきたそのリポートのような。こちらのビデオ、前回ご覧いただいた方はお分かりですが、まあまあの大作。
今まで開催したツアーを開催年順に詳しく、素敵なお写真とともに、録画時間約90分。

ちょっとした映画を見る感じで、2020年録画時は、まさかこんなに長く海外旅行ができなくなるとは思いもしませんでした。少しずつ始まってはいるものの、グループ旅行はもうちょっと先になるかもしれません。

そんな状況下でも、今年のチェルシーフラワーショウのメインスポンサーである The Newt in Somerset や、著名なガーデンデザイナー達が手がけるマギーズセンター、名庭シシングハーストにできたデロスなど、行きたいお庭、新しいお庭、ワクワクする話題はどんどん増えていきます。

いつか、きっといつか皆様とガーデンを巡る日が来ますように!という願いを込めて再び配信させていただきます。お申し込みは以下まで! よろしくお願い申し上げます!

https://cul.7cn.co.jp/programs/program_969163.html?shishaId=1001


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


Instagram@keikoyoshiya 

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